【ボート】超荒れ水面で行われた今年のレディースオールスター 日程の再考も必要だ

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 2月22日にボートレース桐生で開幕した女子レーサーの祭典。G2・レディースオールスターは、守屋美穂が豪快なまくりで優勝を決めて幕を閉じた。

 6回目を迎えた同大会だが、天候が荒れるこの季節に女子のビッグレース開催は、以前から少し酷なような気がしていた。第2回のびわこ、第4回の鳴門、そして今回の桐生。どこもこの季節はかなり水面が荒れることで有名なレース場だ。

 実際今回の桐生では6日間で、安定板が付かなかったのは5日目だけ。最終日を含め2、4日目が1Rから周回短縮で2周レース。他も初日は9Rから2周、3日目も2~9Rは2周レースと、まともにレースができたのは1日しかなかった。例えば優勝戦に6号艇で出場した松尾夏海(香川)は、準優勝戦まで1度も3周レースができないという珍事まであった。

 安定板が付くとエンジンのパワーも低下するし、波打つ悪水面では能力も出し切れない。それでなくても女子は荒れ水面が苦手な人が多いのに…。将来のエース機と言われていたエンジンを引いた選手は、前検で大喜びだったが、結局エンジンの力を引き出せずに終わった選手も少なくなかった。売り上げは目標の127億には届かなかったが、118億7900万8300円と、売り上げ的には悪くないし、事故やケガもなかったことにも一安心。ただ本当にこれで良かったのだろうか。

 ファンは女子のレースを楽しみにしている。そんなファンのためにも、もう一度日程などを考えてみてはどうだろう。(ボート担当・安藤浩貴)

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