【地方競馬】園田・姫路競馬で22年リーディングトレーナーは保利良平調教師 厩舎改革の効果はてきめん

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 園田・姫路競馬で2022年のリーディングトレーナーに輝いたのは保利良平調教師(44)。騎手から転身して、13年の開業から10年目での初受賞。厩舎改革の効果はてきめんだった。厩務員の担当頭数を1人4頭から3頭に減らし、1頭に費やす時間を増やしたことが1着量産に直結。人にも馬にも、丁寧でやさしい対応が奏功した。

 「22年だけと言われないように、23年もリーディングを奪る。昨年の最後の開催が終わってから、それはスタッフ全員と確認した。今年は昨年のように、もう緊張することはない」

 既に連覇を宣言した保利平師だが、昨年のリーディング争いは熾烈(しれつ)を極めた。12月30日時点で、保利平師と新子雅師が85勝で首位に並び、飯田良師が84勝で続く状況。最後の31日は、保利平師と飯田良師が2勝ずつ、新子雅師は勝てず。1位が87勝の保利平師、2位は86勝の飯田良師、3位には85勝の新子雅師で決着した。

 飯田良師が1977年、保利平師と新子雅師は78年の生まれで3人は同世代。新子雅師が12年6月に先に開業して、4年目の15年に37歳でリーディングのトップに立った。それからは、新子雅師が年間100勝以上を挙げるなどの活躍で、園田・姫路競馬をリードしてきた。

 22年は新子雅師と同世代の2人が肩を並べるだけでなく、さらに若い81年生まれの石橋満師もリーディング5位まで台頭してきた。この流れが加速すれば、23年は新たな様相を目にすることになるかもしれない。

 今年はまだ1開催が終わっただけだが、4勝で田中一師が首位に立っている。石橋満師と同じ81年生まれで、22年の11位から大躍進しても不思議ではない。

(園田・姫路競馬担当 中山伸治)

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