【ボート】スタート事故の罰則改正でSGに影響はあるのか

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 今年度からスタート事故防止策の一環として、SG、G1、G2競走の優勝戦、または準優勝戦におけるスタート事故を起こした選手に対する罰則が見直される。

 新しい罰則では、SGでの優勝戦でのスタート事故は、事故を起こした次のSG競走から24カ月間、準優勝戦(グランプリのトライアルおよび順位決定戦を含む)のスタート事故は、事故を起こした次のSG競走から12カ月間のSG競走除外となり、また、現行では条件さえ満たしていればグランプリには出場することができたが、グランプリも除外対象に含まれることになった。前年度までのルールと比べると“2倍”となり、さらに厳しい罰則が改めてしかれることになった。

 昨年は8月、SG・メモリアルの優勝戦で2艇のフライング、また12月のSG・グランプリのトライアルでも2艇のフライングが起きるなど、大きな舞台でのスタート事故が起こってしまったのもルール改正にいたった一つの理由と言えるか。

 新しいルールでスタート事故を起こしてしまえばどんなスター選手でも2年、もしくは1年という長い期間に渡って、一般戦回りを強いられることになるだけに、優勝戦や準優勝戦は速いスタート勝負ができなくなってしまう懸念はある。SGで適用されるのは5月のオールスター(5月23~28日・芦屋)から。この改正で、レースに影響が出るのか、出ないのか注目している。(関西ボート担当・松下央)

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