【競輪】競輪は難しいけど、ドハマりしている

 カクテル光線の下でナイター開催の競輪場
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 「レース記者コラム 仕事・賭け事・独り言」

 営業部員から昨年1月にボートレース担当になったが、まさかの10月には競輪担当へ。現在は競輪中心に、時々ボートレースの取材にも顔を出している。

 自分の経歴を言いたいわけではなくて、何が言いたいかというと競輪は難しい。紙面で予想をしている人間が何を無責任なことを言っているんだと思われるかもしれないけど、難しい。多分その難しさの根底にあるのは、人間が自分の力で動く競技ということ。そしてラインを組んで戦うという点があると思う。競馬、ボートレース、オートレースは動力は人間ではないし、各々が1着を目指す。もちろん競輪だってどの位置の選手だって、上位着を狙っているとは思う。しかし「競輪は番手だよ」と言っている選手が居るわけで、勝利よりも自分の役目というものを大切にしていると思う。競輪は異質。そりゃあ友達に「競輪記者なんだから教えてよ」と言われても無理だ。

 でもそんな事言いながら、正直なところ競輪にドハマりしている。本当に難しいけど面白い。こんなに人間味がある競技はない。だからこそ車券で勝つためには選手個人の性格とかタイプを知らないといけない。でも自力選手が「番手の人ために頑張ります」とか番手選手が自力選手に「好きに走ればいい。後は何とかするから」とかかっこいいじゃないか。何か自分達の力でやるからこその熱い部分がいい。競輪は正直初心者には難しいと思う。だからこそ自分がもっと勉強して、競輪の魅力を分かりやすく伝えられるようにしていきたい。(関東ボートレース・競輪担当・斎藤諒)

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