【凱旋門賞】福永「欧州の芝問題ない」
「凱旋門賞・仏G1」(5日、ロンシャン)
須貝厩舎のツートップが1日、仏シャンティイ競馬場で併せ馬による最終追い切りを行った。レーティング世界No.1のジャスタウェイは福永祐一騎手が手綱を取り、馬なりのままゴールドシップと馬体を並べてさっそうとゴールを駆け抜けた。
以下、福永祐一騎手との一問一答。
‐調教の指示は。
「5Fからある程度ペースを上げて、ゴールで併入。ある程度強い調教をするように、と(言われていた)」
‐仕上がり状態はどう感じたか。
「結果的に、8Fからいいラップで行っていた。結構ハードな追い切りだったと思うが、輸送がうまくいったことで、きょう、強い調教ができたというのは評価できる」
‐追い切りにまたがり、改めてヨーロッパの芝適性をどう感じたか。
「きょうの状態はどれくらい?若干軟らかいのかな?全然、問題はなかったです」
‐凱旋門賞に挑戦するというのは、どのような意味があるのか。
「世界には数多くビッグレースがあるが、日本人にとっては凱旋門賞(は別格)という認識を持っている人が多い。凱旋門賞で勝利するのは日本人の夢であり目標。自分も夢への挑戦権が得られたし、大きな挑戦となる」
‐レースを見たり、準備はしたのか。
「日本で騎乗する時と同じように出走各馬のレースと、今までの凱旋門賞をチェックした。ロンシャン競馬場では、距離は違うけれど1度騎乗させてもらっている。具体的な(レースの)イメージは枠順が確定してから。あとは当日のトラックコンディションをチェックして、トレーナーと相談して騎乗プランは決まると思う」
‐抱負を。
「(ジャスタウェイは今年3月の)ドバイに次いで2度目の海外遠征。乗った感じのコンディションはいいですね。彼の力を十分に発揮できるような騎乗がしたいです」