ライバル調教師がハープを“不安視”

 「凱旋門賞・仏G1」(10月5日、ロンシャン)

 前哨戦のニエル賞を制し、ここに来て評価が急上昇している地元フランスの3歳馬エクトを送り込むエリー・ルルーシュ調教師が29日、パリ郊外のメゾンラフィット競馬場で取材に応じ、日本期待の3歳牝馬ハープスターを不安視した。

 日本メディアの質問には“おべっか”を使う関係者も多いなか、「あくまで僕の見解だがね。ハープスターは出来が良くないな」とバッサリ。「日本馬はビデオを見て全部知っている。フランスでの調教場が近いから、実物も見ているんだ。ハープスターは毛ヅヤがあまり良くない。3歳牝馬にとっての長距離輸送は大変。それが影響しているのだろう」と見解を示した。

 96年にはエリシオで凱旋門賞Vを成し遂げているベテラントレーナー。日本のファンとしては、確かな眼力を持つ名伯楽の見立てが“大ハズレ”となることを願うばかりだ。

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