ゴールド逃げ切り!?頑張れニッポン!
【“穴王子”豊島記者フランスをゆく】
「日本のジャパンCも凱旋門賞みたいに枠番抽選会をやればいいのに」。蛯名からこの言葉を何度も聞いたことがある。3日に取材をして納得。騎手が自ら抽選玉を引き、マスコミがフラッシュをたく。全馬終了後にはあらゆる場所でインタビューが行われている。このライブ感を新聞やテレビを通じて伝えれば、きっと競馬の注目度は上がることだろう。
会場に現れた福永、川田以外の騎手はブノワ(エクト)とルメール(アヴニールセルタン)。ジョッキーがやる気に満ちている両陣営は、やはり警戒すべきだ。とりわけ「希望していた枠(10)。これ以上期待はできないよ」とうなずいたブノワは不気味。同じルルーシュ厩舎のモンヴィロンが11枠を引き当てると、司会者も「エクトのペースメーカーが隣に入った。チームワークにはいいでしょう」と笑った。
ちなみに記者の本命はゴールドシップ。取材の感触的に2枠なら恐らく逃げる。詳細は省くが、予想原稿でもないのでまあいいだろう。とにかく、頑張れニッポン!ロンシャンのライブ観戦で美酒を味わいたい。(デイリースポーツ・豊島俊介)