【天皇賞・秋】モーリス

 「天皇賞(秋)・G1」(30日、東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評がある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、天皇賞・秋に出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【モーリス 評価=B】

 他を圧倒するかのようなボリュームがあり、しっかりとした腹袋。全体的なシルエットは今までと大きく変わらず、独特な太い首差しをしっかりと維持している。

 お尻からトモにかけての張りも十分にあり、札幌記念以来の臨戦過程だが、筋肉量も落ちていない。高いレベルまで仕上がりが進められていると判断していい。

 少し表情をきつく見せるのもこれまで通りではあるが、調教時の馬場入りする際の発汗量がこれまでと比較してやや多いのは気掛かり。体形的に距離は守備範囲だが、今回の舞台設定を踏まえれば精神面が鍵となってくる。(馬サブロー美浦・石堂道生)

 〈1週前追い切り診断〉美浦Wで6F82秒8-37秒6-12秒4(仕掛け)。軽く仕掛けられると素早く反応して、サトノクラウン(4歳オープン)に1馬身先着。フットワークはものすごい迫力で、馬体も締まっている。状態面に不安はない。

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