【朝日杯FS馬体診断】タワーオブロンドン

 「朝日杯FS・G1」(12月17日、阪神)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【タワーオブロンドン 評価B】

 厚ぼったい皮膚のつくりで、前走時と同様にお腹のラインは緩く見せるシルエットだが、光沢があり、肌ツヤは良好。前後肢にゴツッとした筋肉をまとい、つなぎが短めで背丈も低い。

 とりわけ当馬は縦位置から見た体の幅が広く、既に古馬顔負けの迫力。例えれば重戦車のようなイメージを持たせ、理想的なスプリンター体形ではある。現状の完成度が高い分、同世代の争いなら能力でカバーできる範囲ではあるが、個人的に距離延長はプラスとは言い難い。千二~千四なら文句なくA評価だが、総合的に見てB評価とした。(馬サブロー美浦・石堂道生)

 〈1週前追い切り診断〉美浦Wで5F70秒0-40秒0-12秒9(馬なり)。前走後、初のコース追い。大きなフットワークながらも機敏さがあり、直線は馬場の外めを一気に駆け抜けた。体はさらにたくましくなっており、肌ツヤも抜群。隙のない状態。

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