【有馬記念馬体診断】リスグラシュー
「有馬記念・G1」(22日、中山)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断をデイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【リスグラシュー 評価A】
初のオーストラリア遠征だったが、海外遠征は3度目で慣れており、疲れは残ってなさそう。前走のコックスプレート(1着)は4カ月ぶりだったため激走の反動を心配したが、ゆったりとリラックスした顔つきから杞憂(きゆう)となりそうだ。
宝塚記念(1着)当時と同様に毛ヅヤの光沢は十分で、冬毛も伸びていない。肩や胸前の筋肉の段差がくっきりとしており、あばらがうっすらと浮き出て無駄肉のない体つきも変わっていない。2カ月ぶりだが仕上がりに抜かりはなく、状態は良好だ。
(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F51秒6-37秒4-12秒3(G強め)。カフジジュピター(3歳2勝クラス)との併せ馬で半馬身先着。全身を大きく使ってダイナミックに登坂。ゴール前も力強い伸び脚を見せた。豪遠征帰りでも気配は非常にいい。