【日本ダービー馬体診断】コントレイル
「日本ダービー・G1」(31日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の吉田順一(栗東)、石堂道生(美浦)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【コントレイル 評価B】
ホープフルS以来の皐月賞は、薄手でも丸みがあり目つきも穏やか。接着装蹄のエクイロックスだったが、勝ち気な気性を踏まえれば休養期間はプラスに働いている。今回は皐月賞から中5週。エクイロックスは未使用で爪の不安が解消されたのは好印象だが、トモの丸みは薄れてしまった。また、撮影のタイミングや顔の向きなどにもよるが、目つきは鋭い。普段の運動からもテンションが多少上がっているのは、詰まった間隔が作用している。週末と最終追いでトモが膨らめば、馬体面は皐月賞と遜色のないところまで持っていけそうだ。ただ、テンションの高さは心配材料。皐月賞が100点なら現時点は90点の評価だ。(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉福永を背に栗東CWで6F79秒9-37秒5-12秒3(仕掛け)。ステイフーリッシュ(5歳オープン)を1秒1追走して0秒2先着した。パワフルなフットワークで迫力十分の動き。軽く追われると瞬時に反応して、グイッと伸びた。状態は引き続き申し分なく、無敗の2冠に向けて視界は良好だ。