【日本ダービー馬体診断】サリオス
「日本ダービー・G1」(31日、東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の吉田順一(栗東)、石堂道生(美浦)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【サリオス 評価A】
うっすらとアバラが浮いており、皐月賞の1週前写真と比較しても皮膚の質感は同等。今回の方が全体的に輪郭をはっきりと見せ、これまでのボテッとした感じは薄らいでいる。首差しも以前のように分厚い感じではなく、バランスが良化して見栄えもいい。体形的な面から見ると、2Fの距離延長はひとつの課題だが、現時点の完成度なら問題はなさそう。心肺機能の高さは世代屈指の存在だ。(馬サブロー美浦・石堂道生)
〈1週前追い切り診断〉レーンを背に美浦Wで5F66秒3-38秒1-12秒0(強め)。直線の追い比べは迫力満点。相手がうなっており、やや劣勢でのゴールとなったが、ダイナミックなフォームに力強い伸び脚は前回と遜色なし。馬体も張った状態を保てており、好調をキープできている。