【マイルCS馬体診断】ラウダシオン
「マイルCS・G1」(22日・阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【ラウダシオン B】NHKマイルC(1着)以来、5カ月半ぶりだった富士S(2着)。16キロ増の馬体重だったが、まったく太め感はなかった。馬体に厚みが出てきたし、肩やトモの筋肉も若干増量した点を考えれば、ひと夏を越しての成長分と言える。
まだ3歳で馬体に幼い面は残っているが、毛ヅヤはかなりの光沢がある。下腿(かたい)の血管もしっかりと見えて、皮膚の薄さも感じられる。現時点としてはベストの状態と思えるだけに、古馬一線級マイラーとの対戦は試金石になるだろう。(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉武豊を背に栗東CWで6F78秒3-12秒3(G強)。直線で舌がハミを越してしまい、ラストの反応は物足りなかったが、動き自体は素軽かった。これだけ速い時計を余力十分にマークしているように、体調の良さがうかがえる。