【チャンピオンズC馬体診断】クリンチャー
「チャンピオンズC・G1」(12月6日・中京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【クリンチャー B】
芝で走っている頃も迫力のある馬体をしていたが、当時よりも浅胸筋(せんきょうきん)と上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)の筋肉量が増えてダート馬らしい体つきになった。休み明け3戦目の今回は、絶好調と思えた前走時の状態をどこまでキープできているかがポイント。馬体にダメージは感じられず、肩の筋肉の質感やトモの丸みも失っていない。馬体の張りや、毛ヅヤも前走時と遜色はない。ただ唯一気になるのは前回うっすらと見えていたあばらが、今回は分かりづらいこと。あと1週間でどこまで戻せるかが鍵になりそうだ。
(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東CWで6F85秒1-40秒2-12秒9(馬なり)。ローテーションは詰まっているが、動きに硬さはなく元気いっぱい。気配も引き続き良好で、状態は高いレベルで安定している。