【阪神JF馬体診断】メイケイエール
「阪神JF・G1」(13日、阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【メイケイエール 評価B】
新種牡馬のミッキーアイル産駒は、芝ダートを問わず勝ち鞍の全てがマイル以下。当馬も千二で2勝、千四で1勝の実績だ。今回はさらに1F延びるが、つなぎも長めでストライドが伸びる走法からすればマイルは守備範囲。少しトモ高の体形だが、キ甲(※1)や馬体のバランスからすれば完成度は早め。ただ小倉2歳Sははち切れんばかりの姿形だったが、冬毛の影響や前脚のボリュームが足りない分、少し見栄えは良くない。とはいえ前走ぐらいの状態はありそうだ。あとは道中の折り合いが距離克服のポイントか。また時計の出やすい馬場が理想だ。
(馬サブロー栗東・吉田順一)
〈1週前追い切り診断〉栗東CWで4F54秒2-37秒3-12秒1(馬なり)。しっかり我慢を利かせて、直線は豪快なフォームで伸びてきた。5日土曜にも同坂路4F51秒6-36秒7-12秒4をマーク。ケイコでは折り合い面に進境を見せており、順調にメニューを消化できている。
(※1)「キ甲」とは首と背の境の膨らんでいる部分。幼いうちは目立たないが、成長すると隆起してきてよく分かるようになる。この部分が隆起してよく見えるようになることを「キ甲が抜ける」と表現される。