【ジャパンC】馬体診断アリストテレス

 「ジャパンC・G1」(28日・東京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~C評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【アリストテレス B】

 雄大な馬格で帯径(おびみち)(※1)に厚みがあり、脚長の体形から馬体のバランスは取れている。一見すると500キロ超の大型馬に見えるが、ひと回り小さいのはそれほど背が高くない分だろう。4歳の秋を迎えて、馬体はほぼ完成形となった。

 3カ月半ぶりの京都大賞典(2着)では、太め感なく仕上がっていた。そのためガラリと一変した印象はないが、上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)の輪郭がくっきりとしてきた点に良化がうかがえる。宝塚記念(9着)や前走時のようなピカピカの毛ヅヤではないが、晩秋で光量が低下しているのを割り引けば憂慮するほどではない。相変わらず馬っぷりは良く、皮膚の薄さも十分だ。

(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉松若(レースは横山武)を背に、栗東CWで6F80秒9-38秒1-12秒6(一杯)。ダノンフォーナイン(2歳未勝利)を0秒5追走して0秒8先着。ステッキに応えて力強い伸びを披露した。馬体に張りが出た印象もあり、状態面は上向いている。

(※1)「帯径」とは、馬の背中に乗せる鞍を固定するためのベルト=腹帯を通す部分。腹帯は馬の前脚のすぐ後ろ(人間でいう脇の下あたり)に装着する。

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