【チャンピオンズC馬体診断】チュウワウィザード

 「チャンピオンズC・G1」(12月5日・中京)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【チュウワウィザード B】

 昨年の当レース勝ち馬で、ディフェンディングチャンピオン。今年は4戦して勝ち星はないものの、3月のドバイワールドCで2着と世界のトップレベルとも互角に渡り合った。6歳の秋を迎えて馬体は既に完成しており、ダート中距離がベストの条件だ。

 骨折明けで4カ月ぶりだった前走時よりも馬体に張りが出てきたのはいい傾向だが、昨年と比べると馬体の張りが物足りない印象。肩の上部の僧帽筋(そうぼうきん)や、上腕三頭筋(じょうわんさんとうきん)が発達しているのは変わらない一方、若干輪郭がぼんやりとしている。

 毛ヅヤは昨年同様に光沢があるものの、状態としては当時の方が良く見せていた。(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉戸崎圭を背に、栗東CWで6F85秒2-39秒0-12秒3(一杯)。僚馬ダノンテイオー(5歳オープン)を0秒4追走し0秒1先着した。テンをゆったり入ったため全体時計は物足りないが、追われてからの反応は俊敏。休み明けをひと叩きされて気配も上向いている。

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