【フェブラリーS馬体診断】テオレーマ
「フェブラリーS・G1」(20日・東京)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をA~D評価しました。週末の予想にお役立てください。
【テオレーマ A】
約3カ月ぶりの前走TCK女王盃は抜群の毛ヅヤで、休み明けとは思えぬほど引き締まった馬体をしていた。今回はそれを維持できているかが最大のポイントだったが、結論から言えばそれが杞憂(きゆう)だっただけでなく、体調はさらに上向いているように感じる。
馬体をふっくらと見せていながら、うっすらとあばらが見えており、トモの大腿二頭様筋(だいたいにとうようきん)と半腱半膜様筋(はんけんはんまくようきん)を分けるすじがくっきりとしてきた。
ピカピカだった毛ヅヤは相変わらずで、この時季の牝馬にしては冬毛も皆無。真っすぐに前を向き、凛としたたたずまいにも風格が感じられる。体形的にもマイル戦はベストの条件で、牡馬相手でも引けは取らない。(馬サブロー栗東・竹原伸介)
〈1週前追い切り診断〉栗東坂路で4F53秒0-38秒4-12秒3(仕掛け)。ミスティファイ(3歳未勝利)と併せて1馬身先着。終始、テンポのいい走りで駆け上がってきた。間隔は詰まっているが、元気いっぱいだ。