「ヴィクトリアマイル・Ｇ１」（１５日、東京）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹（美浦）、竹村浩行（栗東）、浜口和也（栗東）が、出走を予定する各馬をＳ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ファインルージュ　Ｂ】

　前走は大幅な馬体増。ただ、緩みはなく、すべて成長分。その比較で言えば、今回のシルエットはいい意味で変わりはない。首差しの厚みに追い付くように、ここにきて付くべき所に筋肉が付いてきた感じ。背中の長さに見合った前肢、後肢のバランスが取れた立ち姿で、なおかつ柔らかさがあるのは好印象だ。肌の質感は前回の方が好みだが、徐々に完成の域に近づいている。

（馬サブロー美浦・佐野裕樹）

　〈１週前追い切り診断〉美浦Ｗで６Ｆ８４秒６－３８秒８－１１秒７（仕掛）。長めをしっかりと乗られ、最後は促してシャープな伸び脚。体全体を無駄なく、大きく使えており、気持ちの入った迫力の動き。馬体もすっきりと仕上がっている。