【阪神JF馬体診断】モリアーナ
「阪神JF・G1」(11日、阪神)
出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生(美浦)、吉田順一(栗東)両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~C評価しました。週末の予想にお役立てください。
【モリアーナ A】どっしりとした体形で、見た目にも迫力満点。首差しは短めで、走法的にも回転の利いたスピード型のタイプ。立ち姿からはガチッと固まって低めに重心があるように映るが、歩かせると滑らかな動きを見せるのが特徴。筋肉の質の柔らかく、高い性能を示すバネを持っている。
輪郭としても既に芯を感じさせ、完成度も高め。馬体のバランスから適性の面でもマイルの方がいいイメージを持てる。レースぶりからも瞬発力に秀でた一頭。阪神の外回りという舞台も合うはずで、条件変わりも魅力だ。
(馬サブロー美浦・石堂道生)
〈1週前追い切り診断〉武藤を背に美浦坂路で4F53秒9-39秒4-12秒1(馬なり)。僚馬を目標にグイグイと加速。力感あふれるフットワークから、最後まで手応え良くしっかりと脚を伸ばした。体も引き締まっており、今週はサラッとやるだけで十分だろう。