「阪神ＪＦ・Ｇ１」（１１日、阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）両トラックマンが、出走を予定する各馬をＳ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【リバーラ　Ｂ】初Ｖから間隔をあけての前走のファンタジーＳがプラス１４キロでの出走。もともと数字よりも体を大きく見せるタイプだが、馬体に厚みが出て力感が増した気配だった。

　今回も肉付きが非常に良く、お尻からトモの凹凸もくっきりとしている。薄い肌の質感で、代謝も良さそうだ。寸が詰まっているが、首差しはシャープ。背は低くないものの、後肢のつなぎは短め。バランス的には短距離色が濃く、マイルまでは守備範囲だろう。

（馬サブロー美浦・石堂道生）

　〈１週前追い切り診断〉石橋脩を背に美浦Ｗで６Ｆ８３秒５－３６秒７－１１秒５（馬なり）。抜群の行きっぷり。前をとらえる脚が速く、直線はいつでも抜け出せる手応えだった。最後まで併走馬に合わせたが、それでも好タイムをマーク。体の緩みもなく、状態はさらに上向いている。