「朝日杯ＦＳ・Ｇ１」（１８日、阪神）

　出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の石堂道生（美浦）、吉田順一（栗東）両トラックマンが、出走を予定する各馬をＳ～Ｃ評価しました。週末の予想にお役立てください。

　【ドルチェモア　Ａ】父ルーラーシップは２歳時からバリバリ活躍するタイプは少なく、年を重ねて成長していくタイプ。ただ、同馬の母は早い時期から活躍して桜花賞を制したアユサン。脚元や皮膚の質感、やや寸詰まりでガチッとしたトモ高の体形は父産駒に多いが、緩みがなくトモ腰の完成度が高いあたりは母系の血かもしれない。強じんな筋肉を生かした上質のスピード持続力と先行力が持ち味。千六～二千でタフな流れを自ら演出できればパフォーマンスは上がる。目つきも鋭く仕上げに抜かりはない。（馬サブロー栗東・吉田順一）

　〈１週前追い切り診断〉新コンビの坂井を背に栗東ＣＷで６Ｆ８１秒４－３５秒８－１１秒４（一杯）。年長馬を追い掛ける形。４角過ぎで並び掛け、残り１Ｆでムチが飛ぶと即座に反応して３馬身先着した。ひと息入っていた前走時より反応、馬体の張りが格段に良化。直前は反応を確かめる程度で十分なほど仕上がっている。