【有馬記念馬体診断】ジェラルディーナ

 「有馬記念・G1」(25日、中山)

 出走馬の立ち姿の写真と馬体診断を、デイリースポーツのホームページに掲載する大好評企画。馬を見る目に定評のある僚紙・馬サブロー調教班の佐野裕樹(美浦)、竹原伸介(栗東)の両トラックマンが、出走を予定する各馬をS~C評価しました。週末の予想にお役立てください。

 【ジェラルディーナ B】

 オールカマーからエリザベス女王杯を連勝し、牝馬のトップレベルに駆け上がってきた。馬体は“牝馬らしい牝馬”。ほっそりとしており、470キロ台には見えない。

 体高と体長のバランスを考えれば、芝2000~2400メートルまでが守備範囲。2500メートルは十分にこなせるだろう。でん部に銭形斑点が出ているように体調はだいぶ良さそうだ。毛ヅヤも申し分なく、状態の良さが目を引く。

 唯一、気になるのは毛足の長さ。首と腹回りに冬毛が出ている。牝馬は時季的に仕方がない部分もあるが、その点だけが気掛かりだ。

(馬サブロー栗東・竹原伸介)

 〈1週前追い切り診断〉団野(レースはC・デムーロ)が騎乗し、栗東CWで6F84秒1-37秒2-11秒7(馬なり)。正味上がりのみの内容だったが、勢いがついてからの脚は迫力満点。ラストも数字以上の切れ味だった。中間もはち切れんばかりの馬体を誇示。テンションも上がっておらず、今の勢いなら牡馬相手でも勝負になっていい。

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