【競輪】元虎戦士対決は萱島に軍配
「A級チャレンジ・決勝」(10日、佐世保)
11日の佐世保競輪9Rチャレンジ決勝で、元阪神タイガースの選手だった伊代野貴照=兵庫・101期・A3=と、萱島大介=大分・99期・A3=が対戦し、萱島が優勝した。
レースは打鐘から伊代野が先制すると、照準に入れるように萱島はその3番手を追走。最終バックに入り萱島は満を持してスパート、押し切って優勝した。伊代野は宗崎世連にもかわされ3着に終わった。
ともに社会人のローソンに所属し、2002年のドラフトでは伊代野が10巡目、萱島が11巡目で阪神に指名され入団。野手だった萱島は1軍に上がることなく06年に現役引退、投手だった伊代野は1軍で1勝したが、08年10月に戦力外通告を受けた。その後、萱島が11年1月、伊代野が12年7月に競輪選手としてデビューしていた。
2人はすでに12年10月の岐阜で初対戦し、伊代野が3着、萱島が5着。今回が2度目の対戦だった。