【競輪】競輪界のあっちゃんが初優勝
「阿部道杯」(8日、いわき平)
競輪界で唯一、名が「あつこ」の手柴敦子(29)=熊本・104期=が8日、初優勝を飾った。今回は予選2日間とも3着だったが、決勝戦で強豪を負かして1着。通算4回目の1着がうれしい初優勝となった。
8日10Rのガールズ決勝は矢野光世が正攻法(周回中、誘導員直後につける)で、手柴はその後ろで2番手に。打鐘前に後方だった1番人気の加瀬加奈子が上昇。外、外を踏むが、先頭には出切れない。2番人気の梶田舞は内で詰まって仕掛けられず、先頭の矢野がハイペースで飛ばす。終始、2番手を確保した手柴が、最終バックでスパート、踏み上げてきた加瀬、最後の直線で伸びてきた梶田を振り切った手柴が1着でゴールした。2、3着は梶田、加瀬の順。人気薄の手柴が1着だったため、2車単(6)(2)は6万360円(37番人気)、3連単(6)(2)(4)は16万370円(112番人気)と、車券は高配当で決着した。
レース後、バンク内に現れた手柴は「いい思い出になりました。これからも頑張ります」と語った。