【競輪】怪物・深谷“三度目の正直”

 「KEIRINグランプリ2013」(30日、立川)

 優勝賞金1億円を一発勝負で争う「KEIRINグランプリ2013」が30日、東京都の立川競輪場で争われる。3年連続3回目の出場となる“平成の怪物”深谷知広。今年こその思いを込め、“三度目の正直”を狙う。また28日には「ガールズグランプリ2013」(優勝賞金700万円)が行われる。なお、27日から電話投票の前日発売(27日=ガールズグランプリ、28日=ヤンググランプリ、29日=KEIRINグランプリ)が実施される。

 平成の怪物・深谷が、3度目のグランプリ挑戦で頂点を極めにかかる。

 G1で優勝のなかった昨年に続き、今年はここまで不完全燃焼に終わっている。特に決勝では勝利の女神に見放されたかのように、2月の全日本選抜、3月の日本選手権、7月の寛仁親王牌、11月の競輪祭と2着が4度もあり「優勝は遠い」とため息をつく。もっとも、寛仁親王牌と競輪祭では、師匠の金子貴志とワンツーフィニッシュ。師匠の初G1制覇に貢献した寛仁親王牌のレース後は「自分の優勝よりうれしい」と喜びを素直に口にした。

 G1未勝利にもかかわらず、今年の獲得賞金1億2293万8500円はトップ。タイトルホルダーを退けて堂々の1位は実力の証明だ。そして、輪界No.1の称号を得るためにも、ぜひともほしいのがGPのタイトル。大一番にかける思いは、出走メンバーの誰にも負けない。

 今年が3年連続のGP参戦。過去2回は、初出場だった11年の平塚が7着、12年の京王閣では8着。ともに積極的に逃げて、1周以上の先行に終始した。

 「過去2回の経験がありますので、3度目の出場になればいいレースができると思うし、結果も出したい」と前を向く。

 立川は相性のいいバンク。過去に5回走っており、10年12月のヤンググランプリで優勝。そして11、12年のG3を連覇。13年3月に行われた日本選手権では準優勝ととにかく抜群。また、日本選手権の準決では10秒6のハイラップをたたき出して、バンクレコードも塗り替えている。

 昨年、今年と惜しくもビッグタイトルを逃しているが、時代を塗り替える若き力の評価は不変。相性抜群の立川で、寒風を切り裂き、そして今頂点に立つ。

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