【競輪】東口善朋マーク屋として進化
新春から快進撃を演じる‐。和歌山勢からは“トラのしっぽ”のデイリーロゴをユニホームに着けている東口善朋(34)=85期・S1=をピックアップした。
これまで以上に強固な連係を披露する。14年、東口は近畿のマーク屋として、さらなるレベルアップを目指す。
安定した決め脚は誰もが知るところ。それでも昨年の戦いを振り返ると、分断されたり、追走で離れる場面があったことも事実。「13年は取りこぼすことが多かった。この部分をちゃんと反省して、14年こそしっかりと仕事をしたい。そしてラインでレースが成立するようにしたい」と誓いを新たにする。
昨年末の地元F1は、最高の形で締めくくった。初日特選は5着ながらも、準決は脇本雄太の番手を死守して差し切り勝ち。決勝は稲毛を目標にして、別線で戦った脇本のまくりを止めて直線で抜け出し。優勝のガッツポーズで13年を終えた。
14年の走り初めはもちろん地元の和歌山記念(11~14日)。ラインをしっかり守れば、必ず好機はやってくる。「いい展開になったときはきっちりモノにしたい」。“トラのしっぽ”を胸に、和歌山のファンを湧かせる。