【競輪】103期若鷲賞は野原雅也が制圧

 若鷲賞を制して胴上げされる野原雅也
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 「103期ルーキーチャンピオンレース若鷲賞」(8日、松山)

 8日、松山競輪の12Rで行われた103期の頂点を決めるレースは、競走得点ナンバーワンの野原雅也(20)=福井・A2=が、若鷲賞の過去にほとんど例のない圧勝劇を演じて1着。優勝賞金150万円(副賞込み)を手にした。小酒大勇、谷口遼平が2、3着に入り、車券は2車単(5)(6)が6190円(25番人気)、3連単(5)(6)(7)が7万4810円(240番人気)で決着した。

 レースは栗山俊介‐元砂勇雪の奈良コンビが打鐘(残り1周半)で主導権を奪取。6番手の内にいた野原は打鐘3角から内を追い上げて3番手に入る。その後は最終2角から豪快にまくり、2着に4車身差をつけて1着。過去には深谷知広、小野俊之、小嶋敬二、岡部芳幸らが制した若手の登竜門レース。野原はその優勝者として名を刻んだ。

 ただ、ヒーローの野原は「引いてカマすことも考えたけど、引く勇気がなかった。内が空いてなかったら厳しかったし、後ろに迷惑を掛けた。喜べるようなレースではないです…」と快勝にも笑みは少なかった。

 現在の競輪界を席巻する近畿勢に、新たに出現した大物ルーキー。当面の目標はS級昇格。「ここに入るまでに3連勝で来ているので、特進(特別昇級)できるように頑張りたい。そのためにもしっかり練習します」と表情を引き締めていた。

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