金メダリストの走りに注目だ。今年もガールズケイリンに短期登録選手がやってくる。いわき平（１３～１５日・Ｆ２ナイター）、京王閣（２６～２８日・Ｆ２ナイター）、京都向日町（５月３～５日・Ｆ２）の３場に、ミリアム・ベルテ（２７）＝ドイツ＝と、エレナ・カサスロイヘ（２５）＝スペイン＝の２人が参戦する。特にベルテはロンドン五輪のチームスプリントで金メダルを獲得した実力者。迎え撃つ日本勢には大きな壁となる。

　２人のアスリートたちが羽田空港へ降り立ったのは４月２日。来日後は静岡県伊豆市にある日本競輪学校へ移動し、ガールズケイリンを走るために、１０日間の講習を受けた。１１日に記者会見。レースが間近に迫ってきた。

　ミリアム・ベルテは１２年のロンドン五輪、女子チームスプリントで金メダル。今年２月にコロンビアで行われた世界選手権でもチームスプリント、５００メートルタイムトライアルで金メダルの２冠を達成。実績なら過去に来日した外国人女子レーサーの中で断トツの存在だ。

　エレナ・カサスロイヘは２月の世界選手権チームスプリント６位。しかし、スペインの国内選手権ではケイリン、スプリントの１位と侮れない。自転車競技も７歳から始めていて、キャリアは十分。

　２人はいわき平（１３～１５日）で初のガールズケイリンに挑む。その後は京王閣（２６～２８日）、京都向日町（５月３～５日）と転戦。５月６日に関西国際空港から帰国予定。