岡崎朋美、自転車で五輪出場の計画も
「共同通信社杯・G2」(27日、伊東温泉)
長野五輪スピードスケート女子500メートル銅メダリストの岡崎朋美さん(42)が、伊東競輪場内で行われたトークショーに出演。現役時代の自転車を使ったトレーニングのエピソードを競輪ファンの前で披露した。
現役時代からのトレードマークである“朋美スマイル”を振りまきながらステージに登場。「自転車は得意。現役のころ、夏場はピストに乗って練習したりしていて、バイク誘導では70キロぐらいで走れた。本当は80キロぐらい出せたけど、危ないからコーチに止められた」と、かつての裏話を披露。自身のガールズケイリン挑戦には「もう少し若かったら」と、なごやかなムードで話した。
トークショーのあとには本紙の取材に応じて、現役当時に04年のアテネ五輪の自転車トラック競技に挑戦する意欲があったことを明かした。「自転車の練習はロードを走ったり、ダッシュをつけるためにピストでの練習も結構やっていた。屋外でもタイムが出ていたので、500メートル・タイムトライアルの種目に挑戦することを考えた。もし、室内で計測すれば、国内でかなり上に行けるタイムが出ていたはずだった」と振り返った。しかし、当時の競技方針によりスケートに専念。「そのおかげで長くスケートを続けられたということもある」と話した。
また、ガールズケイリンについては「もう少し古い時代にガールズケイリンがあれば、もっと多くスケートから転向する選手がいたと思う。いまの若い子たちも(自転車を)やれば、みんな強いと思う。ただ、若い世代は競技者として生活環境も良くなっていて、ハングリーな気持ちがなくなっている部分がある」と分析。それでも「スケートから転向した選手が(競輪界の)トップを総なめにしてほしい」とエールを贈った。