【競輪】新田G2初V!5月から休場へ

 ゴール後、感極まる優勝した新田祐大。左は2着の成田和也=伊東温泉競輪場
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 「共同通信社杯・G2」(29日、伊東温泉)

 福島のスピード王・新田祐大(28)=福島・90期・SS=が鮮やかな2コーナーまくりでG2初優勝を飾り、優勝賞金2130万円(副賞含む)を獲得した。2着は新田マークの成田和也(福島)、3着は切り替えて直線伸びた岩津裕介(岡山)。

 レースは深谷知広(愛知)-岩津-小倉竜二(徳島)の即席ラインが前受け。中団に稲垣裕之(京都)-村上義弘(京都)-稲川翔(大阪)の近畿勢。単騎の平原康多(埼玉)が続き、新田-成田の福島コンビは後ろ攻めとなった。残り3周を切ったところで近畿勢が上昇。残り2周を切ったところで先行態勢に入る。深谷が猛然と巻き返すが、稲川、村上のブロックで不発。前団がもつれたところを新田が猛然とまくった。

 新田はG2初優勝。ビッグレースでは2010年12月のSSカップみのり(立川)で優勝している。今回は27日の2次予選で伊東温泉競輪のバンクレコードを26年ぶりに更新する上がり9秒0をたたき出すなど絶好調だった。

 優勝した新田をはじめ、決勝メンバーのうち、成田、村上、稲垣、平原の5人が、「SSイレブン」という一般財団法人を母体とした新選手会への移籍を企図した選手会脱退騒動を起こしたことにより、5月1日から自粛休場勧告を受けている。新田は8カ月の休場勧告を受けており、今回のような豪華メンバーの対決は今後しばらく見ることができないことになる。

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