【競輪】山田裕仁が26日に正式引退
史上最多タイのKEIRINグランプリV3などの活躍で“帝王”と呼ばれた山田裕仁(45)=岐阜・61期・S1=が26日、正式に引退した。ラストランを公言して臨んだ3月21日「G1・日本選手権」(名古屋)の4日目1Rでの5着が最後の出走だった。その後は選手会の仕事に関わるとみられていたが、26日付で選手登録消除の手続きを行い、受理された。
88年5月に向日町でデビュー。G1はダービー連覇など6冠で通算612勝、獲得賞金は19億1782万5099円だった。
デイリースポーツの取材に対して山田は「トップクラスで走り続けるには限界を感じたので、名古屋ダービーを最後のレースとしました。やり残したことはありません。一番の思い出は優勝したレースよりも、連覇がかかったダービー(03年平塚)での準決(逃げ切って1着)ですね。今後のことは何も考えていません。今は(馬主でもある)競馬を楽しんでいます」と近況を話した。
馬主としては中央、地方に愛馬を持ち、06年アイビスサマーダッシュ(G3)2着のマリンフェスタ(登録抹消)などを所有。また、SKE48の山田澪花(18)の父としても知られている。