【競輪】選手会は制裁処分見直しを保留
日本競輪選手会(日競選)は10日、都内で定例理事会を開き、昨年末に脱会騒動を起こした長塚智広、武田豊樹、村上義弘ら選手23人への制裁処分の見直しを保留した。
この日の理事会には、理事20人、監事3人、支部長(代行を含む)19人の計42人が出席。4月30日に全国競輪施行者協議会(全輪協)から提出された要請書への対応を協議した。全輪協は最長1年間という自粛休場の期間短縮を求め、日競選の執行部が対応を議題として提案。議論は2時間に及んだが、結論は出なかった。
佐久間重光理事長は「関係団体からの要望書が届いたことを重く受け止め、本会としていかに対応すべきか、みなさんの意見をうかがった。意見を参考にして、必要とあれば会議を開く」と説明した。
次回の会議開催は未定だが、25日には総会が行われる予定。佐久間理事長は「基本的に総会決議ではない。どういう場所、どういう手順で行うか、うちの規定にのっとってやるしかない」と話す一方で、「1カ月、2カ月と(時間を)かけるものではない」と早期決着を示唆した。