「高松宮記念杯・Ｇ１」（１２日、宇都宮）

　選手会退会騒動を起こして５月から出場を自粛している武田豊樹（茨城・８８期）、平原康多（埼玉・８７期）、牛山貴広（茨城・９２期）の３選手が１２日、「Ｇ１・第６５回高松宮記念杯」初日の６Ｒ発売中に競輪場脇に設置されたテント下でトークショーを行った。

　１年間自粛の武田は「目標がないのはさびしい。でも自転車に乗るのが好きだから」と近況を話した上で「本来なら関東の中心選手として（高松宮記念杯で）頑張ってないといけないのに。身勝手、軽率な行動でみなさんに迷惑をかけましたが、この期間に反省して、強くなるよう努力したい。また応援して下さい」と頭を下げた。

　平原（８カ月自粛）は「長い休みだけどいいチャンスと思ってポジティブに、今の時間を大切にしたい」、牛山（同６カ月）は「練習する時間はあるし、復帰に向けて頑張ります」とそれぞれの思いを語った。

　降りしきる雨の中、ファンの数はまばらだったが、熱い声援を３選手に送っていた。