【競輪】佐久間理事長「18人は理解」
日本競輪選手会(日競選)は23日、都内で綱紀審議委員会と理事会・支部長合同会議を開き、昨年末に「SS11」への移籍・脱会騒動を起こした選手23人のうち、村上義弘、武田豊樹ら18人への自粛休場の制裁軽減を決めた。18人への制裁は5月からの3カ月間に一律で短縮され、8月からレースに復帰可能となる。以下、日本競輪選手会・佐久間重光理事長の一問一答。
◇ ◇
‐期間短縮を決めた理由は。
「関係団体の要望もあったが、すべては一会員の気持ちが大事なことで、18人は理解を示した。多くの委員が理解を示してくれたと思う」
‐賞金の一部寄付とは。
「反省のもとに、18選手は自粛が明けた際には寄付をしたいと申し出てきていた。罰金、制裁金ではない。軽減された選手は、ある程度の目安(金額)で(日競選に)詳細は任せる方向です」
‐8月1日から復帰する選手への対応は。
「(9月のG1)オールスターはファン投票。開催委員会を開いたときに推薦枠があり、認められたら出場の見込みはある」
‐制裁処分を見直さなかった長塚ら5人への評価は。
「個人的見解の意思表示がなかった。残る期間で反省したうえ、戻ってきてほしい」
‐競輪界の今後については。
「社会福祉、自転車(競輪)事業の発展。この業界をファンが望む方向性にしたい。関係団体があってこそ。業界の立場を尊重したい。一般会員を含めてよりよい競輪界になるように努力します」