【競輪】小嶋が元気にトークショー
「寛仁親王牌・G1」(21日、弥彦)
優勝賞金2900万円(副賞含む)をかけた寛仁親王牌の決勝を前にして、開催地の弥彦競輪場に小嶋敬二(44)=石川・74期・S1=がトークショーのゲストとして登場。5月に高松でレース中に落車して以降、負傷による欠場が続いているが、ファンの前に元気な姿を見せた。
“競輪界No.1の太もも”と呼ばれている鍛え上げた体は健在。小嶋はステージで「体が大きい選手は、落車するとよく骨折するんですよね」と苦笑いしながら「僕も昨年は左ろっ骨を10本折った。そして、5月の落車では筋断裂。本当に痛いですよ」と壮絶なケガとの闘いを振り返った。
話題は11Rで行われる寛仁親王牌の決勝にもおよんで「先日、何となく稲川翔と電話で話したんですよ。『今回も狙っている』って言ってましたね。G1を獲ったら、その次が大事だぞという話をしたんですが、僕の場合は初めてG1を獲ったあとは、まあ浮かれてましたね」と6月にG1・高松宮杯を制した稲川と自身とのエピソードを明かした。
小嶋は8月からの復帰を目指しており、G2・サマーナイトフェスティバル(8月8、9日・松戸競輪場)では現在、補欠選手の1番手。正選手が1人でも欠場すれば、繰り上がりで出場がかなう。「僕はサマーナイトを走りたいと思っています。これから旅行会社に寄って、飛行機のチケットを取っておこうかな」と実現しそうな復帰戦に照準。早くも闘志を再燃させていた。