【競輪】河端朋之がエボリューションV
「周防国府杯争奪戦・G3」(28日、防府)
最終日9Rで実施された「ケイリンエボリューション」は、日本代表ナショナルチームメンバーの河端朋之(29)=岡山・95期・S2=が1着。優勝賞金102万円を手にした。
カーボンフレームに前輪にバトンホイール、後輪にディスクホイールのタイヤを装着して争われた一発勝負レース。河端は好位3番手で周回。前受けした小原太樹が残り1周半を告げる打鐘から先行するが、最後尾7番手の坂本亮馬が5番手に追い上げた以外に動きはなく、河端が最終2コーナーからスパート。3コーナーで先頭までにまくり切って優勝した。
「勝ちたいというよりも、ナショナルチームのメンバーとして負けたくない気持ちが強かった」と河端は日本代表の実力を発揮。「直前の代表合宿から競輪用の自転車に乗り換えることもなく防府に入れたことが良かった。このままワールドカップへ向けて、いい流れで行けそう。今年からリオ五輪のポイント対象になるので、出場枠を取って、その枠に入れるように頑張りたい」と、本格的な競技シーズン開幕に向けて意欲的に話した。
ワールドカップは11月8、9日にメキシコのグアダラハラで第1戦が行われ、ロンドンで第2戦(12月)、コロンビアのカリで第3戦(15年1月)を開催。15年2月にはパリで世界選手権が行われる。
自転車トラック競技のルールに準じて争われるケイリンエボリューションは、今後12月9日の松戸競輪場、15年2月3日の奈良競輪場で実施予定。