【一問一答】長渕剛GP共同記者会見
「KEIRINグランプリ2014・GP」(30日、岸和田)
イメージアーティストを務める歌手の長渕剛(58)が18日、都内のホテルで行われた同レースの共同記者会見に、サプライズゲストとして登場。優勝賞金1億円を懸けた競輪界最高峰のレースに出場する9選手を自ら激励した。
-グランプリメンバーの印象は。
長渕「荒ぶる男たちの魂を身近に感じる。9選手にこの距離で会うとワクワクする」
-CMでも競輪を体験した。
長渕「自転車に命を懸けている本物の選手の代弁者になるには、そういう映像を撮りたかった。すごくキツかった。筋肉痛のレベルじゃなくて、2、3日は体が使い物にならなかった」
-競輪は格闘技にも似ていると以前に言われていたが。
長渕「競輪を拝見していると、あのバンクの角度を人間の脚で競走している。転げ落ちると命を失うんです。まさに命を懸ける競技。さらに仲間を思いやる気持ち。彼らを見ると日本に希望があると思う。僕らのころは中野浩一さん(現・日本自転車競技連盟副会長)がヒーローだった。中野さんの情熱を若い世代がしっかり継承している」
-「頂」という詩画も書いた。
長渕「魂を込めて書かせてもらった。競輪選手の一生懸命さに負けないように、40キロの筆を柔道の背負い投げのように一気に書かせてもらった」
-競輪選手は激しい練習を積んでいる。
長渕「稽古を積むから自信になるんです。毎日の稽古に負けずに登り詰めた9人には敬意を表したいし、エールを送りたい」
-その中から優勝者は1人だけ。
長渕「その1人になるために、一瞬にかけるエネルギーが出る。その勇気が魂に着火する。ワクワクします」
-自身も肉体トレーニングで有名。
長渕「競輪選手ほど過酷ではないが、いろいろなことで頑張っている」
-どんなレースを期待する。
長渕「とにかく握り拳をつくって見守るだけ。『頑張れ』と見守るだけです。どんなに困難でも、何かに一生懸命に突き進むのは美しい。その美しさが好きなんです。彼らの応援団長としてここに立たせてもらっている」
-岸和田での開催について。
長渕「屈強な男たちが激しく体をぶつける、だんじりの街・岸和田で行われることが素晴らしい。岸和田で行われることに意味がある」
-最後にひと言。
長渕「とにかく皆さん、応援をよろしくお願いします」