【競輪】深谷ぶっつけ本番も「大丈夫」

 「KEIRINグランプリ2014・GP」(30日、岸和田)

 「KEIRINグランプリ2014」は30日、岸和田競輪第11R(午後4時30分発走)で優勝賞金1億円を懸けて争われる。29日は出場9選手による公開練習が行われた。

 “平成の怪物”深谷知広(24)=愛知・96期・SS=は今年で4年連続4回目のグランプリ。出場9選手の中では群を抜いて若いが、すでに舞台経験は互角以上。27日に岸和田競輪場入りしてからも「マイペースでリラックスして楽しんでいます」と余裕さえ感じさせる。

 9月のG1・オールスターで落車して左鎖骨骨折などで以降は、すべてのレースを欠場。今回のグランプリは、ぶっつけ本番となる3カ月半ぶりの実戦。通常のG1レースなどの4日制ならば苦戦必至だろうが「一発勝負だから集中して走れば大丈夫」と堂々としたものだ。

 09年のデビュー時には無傷18連勝。史上最速でS級に特別昇級した怪物。11年6月の高松宮記念杯、今年7月の寛仁親王牌とすでにG1・2冠の大器が、グランプリ初制覇で新たな伝説を刻む。

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