【競輪】武田豊樹 今年初戦をV発進

表彰式でインタビューに答える武田豊樹
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 「和歌山グランプリ・G3」(13日、和歌山)

 ギア規制(男子は4・00未満)が導入されても、やっぱりグランプリ王者は強かった。最終日11Rで争われた決勝は、武田豊樹(41)=茨城・88期・SS=が優勝。昨年のグランプリ覇者が、G3通算23回目(協賛競輪1回含む)、和歌山記念では、13年以来3回目となる優勝をつかんだ。

 初日特選こそ不発だったが、終わってみれば2日目の2次予選から3連勝。「グランプリを勝って、すぐに記念というのはしんどいけど、何も油断しなかった」と高い集中力で勝利をつかんだ。

 レースは津村洸次郎(福岡)-吉本卓仁(福岡)が打鐘から先行すると、鈴木謙太郎(茨城)-武田-真崎新太郎(栃木)が応戦。モガキ合いの末に鈴木が出切り、武田はまくってきた稲毛健太(和歌山)をブロック。内を狙った真崎、内藤秀久(神奈川)も封じて直線で伸びた。鈴木が2着に粘り、直線で鋭く伸びた渡辺晴智(静岡)が3着に入った。

 ギア規制については「落車が多く発生していることには少し不安だけど」と前置きしたが「初日は大敗してしまったけど、もう大丈夫と思う」と4日間を3・92で走って手応え十分。白のグランプリユニホームをまとう武田は、15年も競輪界をリードしていく。

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