【競輪】大宮記念は地元の平原康多がV
「東日本発祥倉茂記念杯・G3」(18日、大宮)
平原康多(32)=埼玉・87期・SS=が、勝負どころで5番手をキープし、最終2角からの豪快まくりで快勝。大宮では2年ぶり5回目、通算13回目の記念優勝を達成、賞金380万円を獲得した。2着は平原-岩津裕介(岡山)後位から伸びた渡部哲男(愛媛)。後方からまくり上げた深谷知広(愛知)は3着だった。
平原は立川記念をウイルス性の急性胃腸炎で欠場。今年の走り始めとなった大宮記念はコンディションに不安を抱えての出場だったが、完全Vを決めた。
「南関ラインの2段駆けは分かっていた。(南関ラインが)前を取ったのは意外でしたけどね。(自分は)勝ち上がりで番手を回る競走だったので、決勝は気持ちを入れて全開で行こうと。出切ってからは岩津さんとの直線勝負になると歯を食いしばった。直線が長く感じた」とレースを振り返った。自力での優勝に手応えを感じたようで、満足の表情を浮かべていた。
次走はG1・全日本選抜(2月12~15日・静岡)。「ギア規制でレースの流れが速くなっている。俊敏に動けるよう100キロ以上あった体重を96キロまで落とした。今回でギアの感触はつかめたし、ボクに合っているので好き」。平原はスピードに磨きをかけることを誓った。