【競輪】“怪物少女”コレクションV2

 ガールズケイリンコレクションを制し胴上げされる小林優香
3枚

 「日本選手権・G1」(21日・京王閣)

 5日目9Rで実施された「ガールズケイリンコレクション京王閣ステージ」は、小林優香(21)=福岡・106期=が絶好の2番手からまくって優勝。自身2回目、昨年9月の前橋ステージから連続でコレクション制覇を果たした。昨年のデビューから、これで62走して59勝。ガールズケイリン界の“怪物少女”が、その脚力を存分に発揮した。

 レースは1番車の梶田舞(栃木)が前受けして小林は4番手で周回。打鐘から宣言通りに奥井迪(東京)が先行。小林は逃げる奥井の真後ろを取り切って石井貴子(千葉)が3番手。最終2角で小林がまくって出ると、ゴール前での石井貴の追い込みをわずかタイヤ差だけ退けて優勝した。石井貴の後ろから追い込んだ梶田が3着。石井寛子(東京)、加瀬加奈子(新潟)、山原さくら(高知)は後方のまま仕掛けどころなく終わった。

 小林は「これからは自在に何でもできる選手でないと、ガールズケイリンは勝てないと思う」とさらに戦法の幅を広げることを示唆。優勝賞金213万円については「おばあちゃんが膝を手術するので、その手術代にしたい」と話した。

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