【競輪】第68代ダービー王は新田祐大
「日本選手権・G1」(22日、京王閣)
G1のなかでも最高峰レースであるダービーは、新田祐大(29)=福島・90期・S1=が1着。優勝賞金6510万円(副賞含む)と「KEIRINグランプリ2015」(12月30日・京王閣)の出場権を獲得した。
新田が初めて4日制以上のG1を制覇した。残り2周の赤板ホームから原田研太朗-井上昌己が上昇すると、すかさず武田豊樹-平原康多-飯嶋則之が呼応。原田-井上、武田-平原-飯嶋、新田-大槻寛徳、浅井康太-金子貴志で周回。最終2角手前の1センターで武田が仕掛けると、井上は番手まくり、武田が3角で出切るが、最終バックからスパートした新田、武田マークから伸びる平原、3角から外を追い込んだ浅井でゴール前は接戦。新田が微差で1着をつかんだ。
「先輩たちの優勝を目の前で何回も見てきた。ゴールまで接戦で自分が1着か不安だった。育ててくれた先輩たちが(敢闘門で)教えてくれた」と新田は感動。表彰式では競輪イメージキャラクターの中村アンだけでなく、プレゼンターとして登場したアニマル浜口からも力強いハグで祝福された。