【競輪】佐藤慎太郎 準決進出に冗舌
「高松宮記念杯競輪・G1」(19日、岸和田)
2日目(19日)9R2次予選は、渡辺一成(福島)が最終ホームから豪快にまくって1着。異次元のスピードを披露した。渡辺マークで2着に入った佐藤慎太郎(38)=福島・78期・S1=は「あのスピードはすごい。すごすぎるね」と舌を巻いた。
検車場に引き揚げての佐藤は冗舌だった。「(渡辺は)何とかなるスピードじゃないね」と、まずはロンドン五輪日本代表のダイナミックな走りを高評価。続けて「(渡辺の)番手で優勝できる感じがしない。まずはメンタルを鍛える本でも読もうかな」と周囲を笑わせた。最後は「あそこ(最終ホーム)でなくて、もうちょっと早めに仕掛けてくれたらチャンスはあるかも」とニンマリ。渡辺を褒めつつ、自身の出来の良さもこっそりとアピールした。3日目(20日)準決で3着までに入れば、最終日(21日)は決勝戦に進むことができる。