【競輪】ビーチの妖精の尾崎睦が初優勝
「葉月若鯉賞」(9日、広島)
ビーチバレーから転向した尾崎睦(30)=神奈川・108期=が9日、広島競輪10Rのガールズ決勝で1着で初優勝を飾った。今年7月にデビューした108期生(女子4期生)から初めて優勝者が出た。
周回中は6番手の尾崎。残り1周半を切ったところで先頭誘導員が退避したものの、誰も動こうとしない。正攻法の小坂知子(岐阜)が先行態勢に入るが、5番手にいた高木真備(東京)が外を踏み上げていく。最終2角で高木がまくり切り先頭へ。高木に続いた尾崎も外を踏み上げる。直線に入っても両者での踏み合いが続き、ゴール直前まで高木が先頭だったが、最後に外を伸びた尾崎が4分の1車輪差で1着。高木が2着に粘り、周回中から尾崎を追った戸田みよ子(広島)が3着に入った。ちなみに6着の重光啓代(静岡)は元バレーボール選手で、久光製薬スプリングス、大野石油広島オイラーズでプレーしていた。
尾崎は「今回は(優勝できる)チャンスだと思って頑張りました」とデビュー3場所目での優勝に笑顔。今後は立川(17~19日)、伊東ナイター(9月5~7日)、前橋ミッドナイト(同21~23日)に出走予定。