「Ｇ３・平安賞」（４日・向日町）

　最終日１２Ｒで行われた決勝は、新田祐大（２９）＝福島・９０期・Ｓ１＝が、最終バックからまくって優勝。昨年９月の青森以来となる通算５回目の記念Ｖを果たした。

　誰も仕掛けない特異な展開。新田が赤板前から上昇すると、稲垣が番手でイン粘り。さらに岩津がイン切りに動いたがペースは緩んだまま。結局、成り行き先行の岩津－小倉の後位を確保すると、最終バックから仕掛けて勝利した。

　前回のＧ１・オールスター制覇後の初戦で優勝。「京都勢から優勝が多く出る向日町記念で、何とか対抗したいと思っていた」と結果を出した。次走予定はＧ１・競輪祭（１１月２０～２０日・小倉）。勢い満点のヒーローは、今年のＧ１・３冠目を見据えていた

　また、１１Ｒの「ケイリンエボリューション」は早坂秀悟（２９）＝宮城・９０期・Ｓ１＝が逃げ切りでＶ。「面白いレースができた」と満足げだった。