【競輪】稲毛、新婚パワーさく裂だ
新春から快調に飛ばす-。競輪で2016年に飛躍を誓う近畿勢を紹介。和歌山軍団からは15年に結婚して公私にわたって充実の稲毛健太(25)=97期・S1が登場。今年にかける意気込みを思う存分に語ってもらった。
稲毛の15年は優勝2回。いずれも8月で青森、熊本のF1を制した。獲得賞金も2千万円超。16年はさらなる飛躍を期待できる。
昨年に結婚。私生活も充実したうえに「セッティングをいろいろ試しましたね。調子のいいときは落ち着いて走れるようになりました」と笑顔で語る。ただ、惜しかったのは年頭の和歌山記念。決勝戦に進出したものの、4着でゴールした。
その決勝戦を振り返りたい。単騎の稲毛は勝負どころで津村洸次郎-吉本卓仁の後位に入る。ただ、別線に阻まれながらも、5番手を確保して、最終2角から仕掛ける。いい感じで加速したが、関東の番手回りだった武田豊樹にけん制される。それでもグイグイ踏んで、直線で外を伸びたが、3連単車券に絡むことはできなかった。
だから、16年の稲毛は「記念で決勝3着以上」という目標を掲げた。もちろん、今年1発目の和歌山記念(9~12日)は「優勝」を目指して戦うだけだ。「いい状態で臨めるようにします」。16年の稲毛は地元記念だけでなくG1、G2でも激走するだろう。