【競輪】新田祐大が五輪出場へ別チーム
自転車競技の2012年ロンドン五輪日本代表で競輪選手の新田祐大(30)は13日、東京都内で会見し、トラック種目のレーシングチーム「ドリームシーカー(Dream Seeker)」の結成を発表した。20年東京五輪を目指して、日本代表チームに参加しなくても出場権を獲得する方法を模索する。
8月のリオデジャネイロ五輪出場を逃した新田が、4年後の東京五輪出場を目指して、新たな選択肢を提案した。「東京五輪でのメダル獲得、若手選手の育成、自転車競技の普及へ、何かできることはないかと思い、新チームを立ち上げた」と説明した。
ドリームシーカーの結成メンバーは6人。男子競輪の新田、浅井康太、和田真久留、ガールズケイリンの小林優香、アマチュアの野上竜太(鹿屋体大)、元オーストラリア代表のシェーン・パーキンス。
東京五輪の出場条件がリオ五輪と同様なら、国際自転車競技連合が指定するレースでポイントを獲得し、日本自転車競技連盟の強化指定選手になることが必要。競輪選手の場合、競輪開催への出場と代表チームの強化合宿参加などの日程調整が難しい。そのため、新チームは代表チームとは別に、五輪出場ポイント獲得レースへの参加を目指す。
チームとしての始動は6月2日、3日に台湾で開催される2016台湾トラックインターナショナルクラシック。新田と小林が出場の予定だ。