【競輪】藤田竜矢がV Gウイング賞
「西武園競輪開設66周年記念G3ゴールド・ウイング賞」(24日・西武園競輪場)
藤田竜矢(36)=埼玉・88期・S2=が、池田勇人-平原康多の3番手から鋭い差し脚を発揮。13年7月高知以来となる2回目の記念優勝を決め、悲願の地元G3初制覇を果たした。2着には藤田を追走した芦沢大輔、3着は平原が入った。昨年のグランプリ覇者・浅井康太は、前を任せた吉田敏洋が不発に終わり6着に敗れた。
これまで何度も地元エースの平原を引っ張ってきた藤田だったが、この日は3番手の競走に徹して、西武園の短い直線でも一気の差し脚で突き抜けた。
今節は1次予選は土屋壮登、2次予選は相川永伍、そして準決勝は雨谷一樹と関東の後輩たちが藤田の前で奮起。藤田自身も「地元記念じゃなければ突っ込めなかった」と振り返るほど、厳しいコースを踏み込んで決勝まで勝ち上がってきた。
「番手から出た平原が強くて、抜けないと思ったけど勝ててよかった」と、久々の記念優勝のうれしさをかみしめる。次走は5月4日から始まる京王閣(F1)。「これからもしっかり練習して頑張らないといけない」と奮闘を誓った。