【川崎競輪】予選9Rを逃げ切り快勝の山本勝利が準決12Rも激走する
「CTC杯・創刊75周年記念デイリースポーツ杯・F1」(19日、川崎)
予選9Rを逃げ切った山本勝利(25)=東京・117期・S2=の表情が晴れやかだ。前受けから組み立てて打鐘では6番手になったが、先頭の佐山寛明(奈良)がペースを緩めるとすかさずカマシ先行。ゴール前もしっかり踏み直して宿口潤平(埼玉)を振り切って1着スタートを決めた。「打鐘で緩んでいたし、見過ぎることなく仕掛けることができた。悪くないですね」と反応の良さがレースのポイントだったことを振り返った。
今開催前に弥彦競輪場で行われた違反訓練に参加した。「違反訓練だけど練習する時間はいっぱいあった。いいメンバーがそろっていたので充実してました。守沢太志(秋田)さんや森田優弥(埼玉)君などと練習することができて、刺激をもらいました」と普段のメンバーと違う練習が実になったようだ。
前期は失格が2回あり来期はA級1班への降格が決まっている。「なるべく競走得点を上げてA級にいきたい。ここから12月末まで1回でも多く決勝に乗る」と鼻息は荒い。準決12Rも積極的に攻めて、10月玉野以来の決勝進出を目指す。